「ファイトケミカルって、なにそれ？」

「ファイトケミカルを取るには？」

 

上記のような疑問がある方にファイトケミカルの詳細と種類ついて解説しますので、興味がある方は是非チェックしてみてください。

 この記事を読むための時間：3分

アンチエイジングとは？

アンチエイジングは、老化にともなう衰えを防止するという意味です。　なぜアンチエイジングが必要なのかというと、外側のお肌や髪など見えている部分だけでなく、内側の血管や内蔵、骨、筋肉、ホルモン、神経などの器官とその機能の老化を防止することで健康寿命が伸び、アラフォーから老年期を若々しく過ごすことができるためです。

 

老化防止として注目をされているのが、今回紹介する野菜や果物などに含まれている「ファイトケミカル」です。

ファイトケミカルってなに？

「ファイトケミカル」とは、野菜、豆類、果物、海藻、イモ類などに含まれる植物成分のことを指します。具体的には、植物が有害物質や紫外線、害虫などの外からの害から自分の身を守るために作り出している香りや色素、辛味、アクなどの成分のことを言います。「ファイトケミカル」は、数千種類以上あることが知られており、その中でも抗酸化作用があるものが多いです。

 

「ファイトケミカル」は、その種類によってさまざまな効果が期待されていますが、中でも優れた抗酸化作用により老化予防が期待できるため新陳代謝UP、免疫力 UP、脳の機能の強化などが注目を浴びています。例えば「カロテン・アントシアニン・リコピン・ポリフェノール」などの耳にしたことがある成分が、ファイトケミカルに含まれています。

酸化を予防してサビない体を手に入れよう！ 

体内の酸化の予防とは、抗酸化作用のことです。これによりサビない身体を作ることが老化防止のために重要なポイントとなります。体内の酸化が進む理由として活性酸素が関係しています。活性酸素について、詳しくみてみましょう。

活性炭素ができる理由

活性酸素が発生する源の一つは呼吸です。呼吸で酸素を取り込むとその一部が活性酸素に変化します。その他にストレスや紫外線などが理由で活性酸素が発生しますが、20代は体内の抗酸化作用があるので抑制が出来ています。その後は抗酸化作用が加齢に伴って弱くなるので、活性酸素は発生しやすくなります。

 

体内で活性酸素が非常に異常に発生すると、正常な細胞を攻撃するので、老化や生活習慣病、動脈硬化、がんなどの様々な病気になる可能性が高くなります。活性酸素には悪いイメージがありますが、実は身体の免疫を高めてくれていて、細菌やウイルスの感染を防ぐ働きもあるので、身体にとっては無くてならない物質であることも覚えておくことが大事です。

ファイトケミカルを摂取するには？

ファイトケミカルを野菜と果物の色別にどんな物が該当するかまとめましたので、チェックしてみてください。

赤の果物＆野菜　

リコピン：トマト、柿、スイカなど

赤い色素が特徴のリコピンは抗酸化力がとても高く、ビタミンEの100倍以上、βカロテンの2倍以上と言われています。熱に強いので、ソースや温かいスープにすると効率よく摂取できることやトマトジュース等に加工しても効力が持続すると言われているのでおすすめです。スイカはリコピンだけでなく、緑黄色野菜並のβカロテンが多く含まれており、抗酸化力が2倍の効果を期待できます。

カプサンチン：赤ピーマン、赤唐辛子など

βカロテンより抗酸化力が強いと言われています。アドレナリンの分泌を促進しエネルギーの代謝UPさせ、脂肪の燃焼を促してくれます。唐辛子には、カプサイシンも含まれているので2倍の効果を期待できます。

緑の植物

クロロフィル：植物の全般

クロロフィル（葉緑素）は植物の全般に含まれている色素成分で植物内で光合成の中心的な役割があります。デトックス効果や抗酸化作用などの期待ができると言われています。

オレンジ、黄色の果物＆野菜　

βカロテン、αカロテン：緑黄色野菜

αカロテンはβカロテン以上に抗酸化力が高いといわれています。どちらも抗酸化作用があり、アンチエイジングや美肌、免疫力アップに、効果的でおすすめです。

ルテイン：とうもろこし、緑黄色野菜など

黄色の色素成分のことです。目の健康に役立ち、老化を防ぐ効果があると言われています。

クルクミン：カレー粉、ウコンなど

ウコンに含まれる黄色の色素成分です。腸の中で高い抗酸化作用のある物質へ変化します。肝機能の改善に役立つなどの作用があります。秋ウコンの方がクルクミン量が多いのでおすすめです。

クリプトキサンチン：柿、柑橘類、あんずなど

オレンジ色をした色素成分です。ビタミンAとして活動し体に長くとどまるので目の老化を防いでくれる働きがあると言われています。

紫色、青の果物＆野菜　

アントシアニン：ぶどう、ブルーベリー、紫キャベツ、赤たまねぎ

抗酸化作用があるため、さまざまな疾患の予防ができるといわれています。成分は主に皮に多いため、皮ごと絞り造る赤ワインに多く含まれています。

まとめ

今回は、ファイトケミカルの詳細や種類について解説しましたが、参考になりましたでしょうか。野菜や果物の成分がどれだけ身体に良い働きがあるかお分かりいただければ幸いです。ファイトケミカルをしっかりと取ることでアンチエイジングに繋がるので、是非お試しください。