ウィッグは、きちんとお手入れすることで美しい状態をより長く保つことができます。しかし、間違ったお手入れをしていたり、最適な頻度でお手入れができていなかったりすると、ウィッグの寿命を縮めてしまう場合も。そこでこの記事では、ウィッグの最適なお手入れ方法を、「日々のお手入れ」と「1週間に1回のお手入れ」に分けて紹介します。また、ウィッグが縮れてきてしまった時の対処方法も紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

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日々のお手入れ

まずは、日常的にするウィッグのお手入れを紹介していきます。

使用前後のウィッグはブラッシング

ウィッグの使用前後にはブラッシングすることを習慣にするのがおすすめです。ウィッグ専用のブラシを使い、毛先から少しずつとかしていきましょう。絡まりがほどけてサラサラになるだけでなく、付着したホコリやゴミを落とす役割もあります。普通のブラシを使うと毛が傷みやすいため、必ずウィッグ専用のブラシを使用してください。

気になったら保湿・消臭ケア

ウィッグを使用していると、ちょっとパサつきが気になったり、汗の臭いがしないか不安になったりすることが多いです。そんな時には、ウィッグ専用のケアアイテムを使用しましょう。ウィッグの静電気やパサつきを抑える保湿剤やオイル、臭いを抑える消臭スプレー、テカリを抑えるパウダースプレーなど、様々なアイテムが販売されています。

1週間に1回程度のお手入れ

続いて、定期的に行いたいお手入れを紹介します。特に毎日のように高頻度で使用する方は、1週間に1回程のペースで以下のお手入れをしましょう。

シャンプー

汗や皮脂などの汚れが溜まっていくため、定期的なシャンプーが必要です。市販のシャンプーはNGではないものの、ウィッグやシャンプーの種類によっては合わない場合があるので、ウィッグ専用のシャンプーを使用することをおすすめします。また、耐熱性のあるウィッグはお湯を使ったりドライヤーで乾かしたりすることもできますが、非耐熱性のウィッグはできないため注意してください。

＜ウィッグのシャンプー方法＞

1. 水に濡らす前に、ブラッシングして表面のホコリを軽く落としながら毛の絡まりをほどきます。
2. 洗面器に水を入れ、シャンプーを数滴入れてかき混ぜます。
3. ウィッグを入れ、優しく押し洗いしていきましょう。
4. 水をかえて、軽く押すようにしてすすいだら、水気を切ります。
5. タオルにのせ、こすらずに染み込ませるようにして水分をとります。
6. 日陰の風通りの良い室内で自然乾燥させます。

リンス（コンディショナー・トリートメント）

ウィッグの手触りが気になる場合は、シャンプーの水気を切った後に続けてリンスやコンディショナー、トリートメントなどでしっとりさせましょう。こちらもシャンプーと同じく、ウィッグ専用のものを使用するのがおすすめです。

＜ウィッグのリンス方法＞

1. 洗面器に水を入れ、トリートメントを適量入れてかき混ぜます。
2. ウィッグを入れ、優しく押し洗いします。
3. 水をかえて、軽く押すようにしてすすいだら、水気を切ります。
4. タオルにのせ、こすらずに染み込ませるようにして水分をとります。
5. 日陰の風通りの良い室内で自然乾燥させます。

ウィッグが縮れてきたら

ウィッグを使用しているうちに、チリチリとした「縮れ」が見られることが多いです。これは人工毛を使ったウィッグ特有のもので、耐熱性のウィッグであればヘアアイロンを使ってなおせる場合があります。

＜ウィッグの縮れをヘアアイロンでなおす方法＞

1. ヘアアイロンを90度前後、または一番低い温度に設定します。
2. ウィッグをウィッグ台にのせ、縮れが気になる部分だけ残るようにヘアクリップでとめます。
3. 縮れが気になる部分をウィッグ専用ブラシで優しくとかします。
4. 縮れが気になる部分の少し上をヘアアイロンで挟み、一箇所に長時間当て続けないように注意して、ゆっくり毛先へと滑らせていきましょう。
5. 全体の縮れが伸びたら完了です。

ウィッグは適切な方法でお手入れしよう

ウィッグのお手入れ方法を紹介しました。ウィッグの状態を見ながら「日々のお手入れ」と「1週間に1回程度のお手入れ」をして、綺麗な状態を保ちましょう。ブラシやシャンプー、リンスなどは、できるだけウィッグ専用のものを準備するのがおすすめです。ぜひこの記事を参考にしながらお手入れをして、大切なウィッグを長く使ってください。