日常的にウィッグを使っていると、「なんかウィッグが臭うかも……」と気になることがあります。そのまま使い続けてしまうと、周囲の人に不快な臭いを感じさせてしまうかもしれません。そこでこの記事では、ウィッグに付いたイヤな臭いの取り方や、臭いの原因を紹介します。毎日ウィッグを着用する方や、「ウィッグの臭いが気になっているけどどうすれば良いかわからない」という方はぜひ参考にしてみてください。

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ウィッグの臭いの原因は？

はじめに、ウィッグの臭いの原因をチェックしましょう。ウィッグにイヤな臭いが付く原因としては、主に以下の4種類が考えられます。

汗・皮脂などの体臭

つんとした酸っぱい臭いやぞうきんのような臭いがしたら、汗や皮脂が原因の可能性が高いです。ウィッグをつけていると、地肌から分泌された汗や皮脂が付着します。その汗や皮脂が雑菌によって分解されることによって、イヤな臭いが発生するのです。

食べ物やタバコなどの生活臭

食べ物やタバコなどの生活臭が原因となっている可能性も高いです。特に油の多い食べ物の場合、空気中に漂う臭いの粒子と油が結合してウィッグにつき、取れにくくなってしまいます。またタバコは、アンモニアやタールなどによる独特な臭いが付着しがちです。

新品の場合などの素材臭

特に人工毛で作られたウィッグの場合、新品のうちはポリエステルやアクリルなどの素材の臭いが気になることがあります。

スタイリング剤などの付着物の臭い

ワックスやオイルなどのスタイリング剤が付着してから時間が経って酸化した場合などに、嫌な臭いを発することがあります。また、ほこりや汚れなどが付着した場合も、放置すると汗・皮脂などと混ざって臭いの要因になる可能性が高いです。

日々のケアで臭いを取る

ここからは、ウィッグについた臭いの取り方を紹介していきます。まずは日々のケアから見ていきましょう。

使わないときは陰干しする

ウィッグを使わない時は、室内の通気性のよい場所で陰干ししておくことが大切。なぜなら、湿気の多い状態で放置すると雑菌が繁殖し、臭いの原因になるからです。通気性のよい場所に置くことで、付いてしまった臭いが軽減する場合もあります。直射日光の当たる場所に傷む可能性があるので、必ず日陰を選んでください。

ケアスプレーで除菌＆消臭

ウィッグ用のケアアイテムとしてさまざまな商品が販売されていますが、日常的にできる除菌・消臭アイテムもあります。ミストタイプの消臭スプレーをはじめ、パウダータイプで抗菌・静電気防止作用も持つデオドラントスプレーや、消臭と同時にほのかに良い香りをつけるスプレーなども。ウィッグは毎日シャンプーするのが難しいため、ウィッグ用のアイテムが活躍します。

1週間に1度のシャンプーで臭いを取る

日常的に使用しているウィッグは、1週間に1度程度の頻度でシャンプーをしましょう。シャンプーは市販のもので代用できる場合もありますが、基本的にはウィッグ専用シャンプーを使うのがおすすめです。ウィッグをシャンプーする時は、通常の髪の洗い方とは大きく異なり、優しく押し洗いします。

洗面器に水をはってシャンプーを溶かし、ウィッグを入れて押すようにして汚れを落としてください。その後はタオルで擦らないように優しく水分を吸い取ったら、通気性のよい場所で自然乾燥させます。耐熱性の人工毛ウィッグであれば、ドライヤーで乾かしてもOKです。シャンプーだけでは手触りが気になる場合は、仕上げにリンス（コンディショナー）もしましょう。ウィッグを傷めることになるので、シャンプーのしすぎにも注意が必要です。

ウィッグに付いた臭いを取って、快適に過ごそう

ウィッグに付いた臭いの取り方を紹介しました。特に汗をかく夏や焼肉など臭いが付きやすい食事の後は、イヤな臭いが気になるものです。しかし、タバコの臭いや体臭など、自分では気付きにくい臭いを発している場合もあります。臭いが気になる時はもちろんのこと、気にならない時でも定期的に正しいお手入れをして、ウィッグを清潔に保つようにしましょう。